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日本の名著 (11) 中江藤樹・熊沢蕃山 (中公バックス) 単行本(ソフトカバー) – 1983/10/1
中江藤樹・熊沢蕃山
- 本の長さ522ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日1983/10/1
- ISBN-10412400401X
- ISBN-13978-4124004014
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (1983/10/1)
- 発売日 : 1983/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 522ページ
- ISBN-10 : 412400401X
- ISBN-13 : 978-4124004014
- Amazon 売れ筋ランキング: - 798,760位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大変素晴らしい内容でした。復刻し、多くの方に読んでいただきたい本です。
2022年1月16日に日本でレビュー済み
他者の引用紹介をなぞるのに飽き、他人の解釈する古典鑑賞を卒業し、最初は判らなくとも「読書百遍 意自ずから通ず」を信じて現物をじっくり味読したくなった。孫引きのもどかさと浅薄な己の理解に苛立つ年齢のせいなのか。気短な癖に読書に勤しむ余暇の時間が増えたためか。
安岡正篤などの著作や童門冬二らの評伝を通じて興味を惹かれた漢学者の中江藤樹とその門下の熊沢蕃山の代表的な著述『翁問答』『集義和書・外書』の現代語訳が一冊に収まっている本があると聞き、早速本書を紐解いてみた。
熊沢蕃山の『集義和書』から読み進め、次いで『集義外書』を読み終えた。なるほど、藤樹門下の異才らしく、まさに蕃山は異彩を放つ。その学説に魅せられてしまう。
異端視され師藤樹の教えに背くと非難されようが、自説を曲げることなく、時節の変化により説く学問が違ってくるのは当り前だが、先師の至善を期する無限の志と同じく自らが説く大道(心法)の実義には些かの相違も無いと反論する人物なのだ。
「自反慎独こそ敬に着手する工夫である」「人欲にはまると、心が痛み身は苦しむ」「存養省察(天与の心を存し養い善悪を反省)して放心せず、これを敬という」などの言葉には、儒学の教典(四書五経)を踏まえた「致良知」を掲げる王陽明流の心学理解が確かにある。
然るに自身は「虚名」で名高いだけと謙遜し、「自慢して人の師となる」を好まず、「いつまでも人の弟子でおればこそ益もある」として弟子を取らぬ理由を吐露する。「儒と仏との違い」についても「輪廻を言うと言わないとの違い」だと単純明快だ。
生死に関し、「人の心は、人の形をしている間のことである。真実の我は形も色も声も臭いもない。どうして生死に迷うことがあろうか」と蕃山は答える。死後に言及しなかった孔子よりも、生死を小事と解脱し得た禅匠の境涯に近い気がする。
日本の武士家系の蕃山がもしも唐土の庶民に生まれたならば、山紫水明の山寺に籠って修行を重ね、「本来無一物」を悟る禅僧となったかも知れない。蕃山という号からして、何やらそれを想像させる響きがある。
安岡正篤などの著作や童門冬二らの評伝を通じて興味を惹かれた漢学者の中江藤樹とその門下の熊沢蕃山の代表的な著述『翁問答』『集義和書・外書』の現代語訳が一冊に収まっている本があると聞き、早速本書を紐解いてみた。
熊沢蕃山の『集義和書』から読み進め、次いで『集義外書』を読み終えた。なるほど、藤樹門下の異才らしく、まさに蕃山は異彩を放つ。その学説に魅せられてしまう。
異端視され師藤樹の教えに背くと非難されようが、自説を曲げることなく、時節の変化により説く学問が違ってくるのは当り前だが、先師の至善を期する無限の志と同じく自らが説く大道(心法)の実義には些かの相違も無いと反論する人物なのだ。
「自反慎独こそ敬に着手する工夫である」「人欲にはまると、心が痛み身は苦しむ」「存養省察(天与の心を存し養い善悪を反省)して放心せず、これを敬という」などの言葉には、儒学の教典(四書五経)を踏まえた「致良知」を掲げる王陽明流の心学理解が確かにある。
然るに自身は「虚名」で名高いだけと謙遜し、「自慢して人の師となる」を好まず、「いつまでも人の弟子でおればこそ益もある」として弟子を取らぬ理由を吐露する。「儒と仏との違い」についても「輪廻を言うと言わないとの違い」だと単純明快だ。
生死に関し、「人の心は、人の形をしている間のことである。真実の我は形も色も声も臭いもない。どうして生死に迷うことがあろうか」と蕃山は答える。死後に言及しなかった孔子よりも、生死を小事と解脱し得た禅匠の境涯に近い気がする。
日本の武士家系の蕃山がもしも唐土の庶民に生まれたならば、山紫水明の山寺に籠って修行を重ね、「本来無一物」を悟る禅僧となったかも知れない。蕃山という号からして、何やらそれを想像させる響きがある。
2015年11月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現代では、「文学、文芸」を志す者には、戦国時代のような「武士の魂」が一番、欠けているのではないか。中江藤樹の『翁問答』を読みながら、つくづく感じた。戦場に立った、武士のような、死をものともしない、「文学魂」が必要だ。それが、《近代文学再生への道》であると思えた。ライトノベルには、生死をかけた「胆力」が欠けている。中江藤樹が、近世の学問の先駆けであることは、小林秀雄の名著『本居宣長』にも顕彰されているところである。この本は、もちろん現代語訳であるが、難解な語句には、親切な「補注」がついていて、訳文も読みやすい。
2019年4月29日に日本でレビュー済み
前略
一人の方が、感想を述べられたのでありますが、大変、参考になりました。感謝したいと思う次第であります。
出来れば、早急に、購入したいところでありますが、後日に、致します。
5巻本の全集を、手に入れたいと思うのでありますが、都合により、後日に致します。
ご意見、有難く、拝読致しました。
慎んで、お礼を申し上げたいと思います。
頓首
😊😊😊😊😊😊😊😊😊😊😊😊😊😊😊😊😊😊😊😊
一人の方が、感想を述べられたのでありますが、大変、参考になりました。感謝したいと思う次第であります。
出来れば、早急に、購入したいところでありますが、後日に、致します。
5巻本の全集を、手に入れたいと思うのでありますが、都合により、後日に致します。
ご意見、有難く、拝読致しました。
慎んで、お礼を申し上げたいと思います。
頓首
😊😊😊😊😊😊😊😊😊😊😊😊😊😊😊😊😊😊😊😊
2014年1月5日に日本でレビュー済み
中江藤樹の翁問答について読んだ感想、意見としてまず、儒教の知識があった方が読みやすい。 自分はまったくないまま読みましたところ、難解なもんのだと感じた。内容は、孝、学問観、人間観、教育観、文武について語られている。藤樹は 親孝行の重要性について「父母の恩徳は天よりも高く海よりも深し」と言っている。これ以上比較出来ない海や天を出していて、父母の恩というのが他に語られており、この本読むと親孝行したくなってしまう、(親孝行にゴールはない自分が親孝行したと思ってたらいけない)